NY原油(WTI)100ドル突破後のシナリオ

 NY原油(WTI)が再び100ドルを突破してきた。

 フィッチ・レーティングスが、欧州債務危機の拡大が米銀の格付け見通しに深刻なリスクを引き起こすとの見方を示したことや、キング英中銀総裁が「金融政策にできることには限界がある」と述べたことなどから、金融市場全般にリスク回避の動きが強まる中、商品市場も軟調推移となったが、NY原油だけは急伸となった。これは、オクラホマ州クッシングとメキシコ湾を結ぶ「シーウェイ」パイプラインの石油輸送転換の報道がきっかけだ。シーウェイ・パイプラインの輸送能力は日量35万バレル。現在、メキシコ湾岸からクッシングに向けて原油を輸送しているが、中西部で在庫がだぶついていることから、実際の輸送量は少なくなっている。カナダのエンブリッジ社は、現在米メキシコ湾岸からオクラホマ州に原油を運んでいるパイプラインの50%の権益を買収し、2012年に原油を現在とは逆方向に輸送する計画。これによって中西部における原油供給過剰が緩和される可能性が材料視された。

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