下値メドの立たないシカゴトウモロコシ

 シカゴトウモロコシの軟調地合いは長期化しており、下落トレンドに歯止めがかからない状況が続いている。今年作付する2013年度産が対象となる新穀12月限は8ヶ月振りの安値を示現するなど、将来的な先安懸念はますます高まっているのが現状である。
 シカゴトウモロコシの相場低迷の主因として米国の輸出不振が挙げられる。4日に発表された2月28日現在の週間輸出検証高は1574.0万ブッシェルで、前年同期の3108.2万ブッシェルを大きく下回っている。昨年9月1日から2月28日までの年度累計の検証高合計は3億6419.8万ブッシェルで、前年同期比56.4%も急減している。米国以外のトウモロコシ輸出国の台頭があり、割高な米国産を敬遠して、ブラジルやウクライナに輸出先をシフトしている。特に米国産の最大の輸出先だった日本、韓国、そして台湾の米国産の手当てが大幅に落ち込んでいる。ちなみに、2月の需給報告で示された米国の輸出シェアは25.4%で、2年前の50.9%から半減している。ブラジルは9.2%から21.1%、ウクライナは5.5%から14.4%と飛躍的にシェアを拡大している。
 ブラジルは2012年度産も大豊作が期待され、2月時点の生産高予想は7250万トンで、前年度の7300万トンとほぼ同じ水準である。2年前は5740万トンだったことから、大幅に増加しており、その分、輸出余力も拡大し、現在の予想される1900万トンの輸出はアルゼンチンと同じ水準である。
 ところで、米国のトウモロコシは昨年の大干ばつの影響で、国内の供給はタイトとされ、そのためシカゴ期近限月は高止まりしているが、これが輸出においてネックとなっており、米国の輸出競争力を低下させている。

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