週刊石油展望

 先週のWTIは前週比-1.37ドルの91.81ドル、ブレントはド-3.29ドルの110.88ドルと大幅安になった。
 前週末2月22日のWTIは週末前のポジション調整に小幅反発。週明け25日の東京市場は3月限が納会を迎えガソリンは堅調、灯油は小幅高で納会落ち、後場にかけてガソリンの先限を中心に上げ幅を拡大する展開となった。翌26日はイランの核開発協議が進展するとの思惑や円高の進行を受けて東京市場では3油種とも4ケタを超える大幅安で取引終了。27日、イタリア総選挙結果を受けた政局混迷や欧州債務危機の再燃、米国の原油在庫増加見通しなどを背景に続落、東京時間では円高の進行や日経平均株価が崩れたことを受け、午後に一段安、とりわけシーズンアウトとなる灯油の下げ幅が相対的に大きかった。28日は前日のNYマーケットでの経済指標の改善や株高を受けプラスサイドを維持する場面もあったものの、午後に入り製品を中心に急落、ファンドの手仕舞い売りに加え、ロング筋の投げ売りが重なりクラックスプレッドは大幅に縮小して取引を終了した。週末1日は円安進行をうけ前日同様プラスサイドを一時回復したもののガソリン中心に売り圧力が強まり先限で一時2000円を超える下げ幅を記録。引けにかけては利食いの買い戻しで急速に下げ幅を縮小したもののクラックスプレッドは先週末比で1000~2000円近く縮小して取引を終了した。
 国内市況も見るとガソリンは元売りの市中買いに支えられ現物市況の下げは限定的なのに対し灯油はシーズンアウトを意識した軟調な展開。ただし、このところのクラックの縮小を受け灯油先物の期近から期中にかけては輸出ウィンドウが大きく開いたのに加え、ガソリン市場においても需要期を控えた春先に製油所の定修が重なるため製品主導の大幅安の動きは限定的となる気配も浮上してきた。

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