バーナンキFRB議長の議会証言を控えて

今晩は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)の議会証言が予定されている。先週20日に公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、毎月850億ドルペースで実施している資産購入の先行きについて参加者の意見が割れていることが確認されているが、議長が現在・今後の経済・金融政策環境についてどのような認識を有しているのかが窺える貴重な機会になる。

基本的には、米労働市場の改善の鈍さに言及することで、現行政策の正当性を訴える可能性が高い。20ヶ国地域・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、「健全かつ力強い状況を待望するが、失業率が約8%ではその状態から程遠い」、「最大限の雇用確保と物価安定という責務を果たすべく、緩和的な金融政策を今後も実施する」と言明している。また、今月上旬の米国債発行諮問委員会(非公開)では、金融緩和政策が資産バブルを引き起こすリスクに否定的な見解を示したことが伝えられている。

もっとも、G20での発言が殆ど材料視されなかったことを考慮すると、改めて金融緩和政策の継続に対する信認を取り戻し、それで金相場を押し上げるためのハードルは高いと言わざるを得ない。それだけに、サプライズがあった場合の金相場の反応は大きくなる可能性が高いが、実現可能性は低めで見ておく必要があるだろう。

本日、ゴールドマン・サックス社は、米連邦準備制度理事会(FRB)のコミュニケーションが一段とタカ派に傾いていることを理由に、金価格見通しの大幅下方修正に踏み切っている。

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