上海現物市場の金売買高が過去最高に

ドル建て金相場は15日に一時1,600ドル割れの急落地合になったが、週明け18日の上海黄金交易所の純金売買高は、過去最高となる22.02トンを記録している。春節入り直前の4~8日の平均売買高は6.77トンであり、3倍以上の買いが膨らんだ形になっている。

人民元建て金価格を見ると、8日の1グラム=336.75元に対して、18日には327.38元まで急落し、昨年7月24日以来の安値を更新している。春節の連休明けで需要が必要以上に拡大した可能性も否定できないが、少なくとも中国勢が現行価格を買い場と評価したのは間違い無さそうだ。

一方、米商品先物取引委員会(CFTC)が15日に発表した建玉報告(COTレポート、12日時点)によると、大口投機筋は3週連続で売り残高を拡大させている。昨年末から進めてきた買い玉整理の動きに加え、先安感から本格的に売り込み始めていることが窺える。実際、今月の定期市場では相場低迷局面にもかかわらず取組高が急増しており、仕掛け的に売り込む動きが強くなっていることは間違いない。

上場投資信託(ETF)市場では、昨年10~12月期にソロス・ファンドが金ETFの持ち高を55%削減したことが話題になったが、直近の世界金ETF残高は11月15日以来の低水準まで落ち込んでいる。

欧米投機筋が金定期市場、ETF市場で売り圧力を強める中、アジア現物筋がこの流れにブレーキを掛けることができるのかが問われる局面になっている。

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