週刊石油展望

≪海外原油市況≫ 前週末8日のWTIは7日にECBドラギ総裁がユーロの景気下振れリスクを言及した影響からユーロ安ドル高が更に進行し、下落相場となった。週明け11日はドイツ連邦銀行総裁の「ユーロは過大評価されていない」との発言をうけてユーロ高ドル安が進行したことから反発すると、翌12日にはスペインの国債入札が好感されたことやECBドラギ総裁が政治家はユーロ相場への介入の呼び掛けを慎むべきだと発言したことからユーロ高ドル安の流れは継続し、NY原油は2日続伸となった。13日はIEAが今年の世界石油需要の見通しを引き下げたことや米国内原油生産が高水準となったことから反落したが、14日はイラクの核兵器開発疑惑などを巡る地政学上リスクの再燃によって戻すなど週後半は方向性を欠く動きとなった。 
 WTIとブレントのスプレッドは、23ドル以上に拡大していた価格差を修正する動きによりWTI買いーブレント売りが見られたこと、クッシング原油在庫の減少やブレント原油の当限が納会を迎えたことから20.58ドルまで縮小した。

 国内市況では円安の進行を期待した投資家の買いによりガソリンと灯油の期先が中心に買われ、クラックスプレッドは拡大した。また、ガソリンの当限は元売りが16日以降適用のスポット価格を3.0円引き上げたことから買い支えられたのに対して、灯油の期近は出荷が4週連続の前年割れとなり、需要後退から下落した。

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