弱気な需給バランスに下げを演じるシカゴトウモロコシ

 米農務省は需給報告発表後の11日に今後10年間の需給バランスを予想するベースラインを明らかにしている。昨年11月の需給報告をベースにして算出しているため、現在の需給バランスに合致しない点も多いが、2013年度の米国の需給バランスが公式に初めて示されるだけに、例年、市場の関心も高い。
 2013年度の米国トウモロコシの作付面積は9600万エーカーと設定されている。2012年度の作付面積は9690万エーカーとされており、最終実績の9715.5万エーカーを大きく下回っており、それを2013年度の作付面積はさらに減少するとしている。
 民間の調査会社であるインフォーマは11月時点での2013年度の米国トウモロコシの作付面積を9770万エーカーとしていたが、年明け1月の事前予想では9930万エーカーに大幅に引き上げている。昨年11月の時点とは状況が異なり、現在では2013年度の作付面積が増加するとの見方が一般的で、ベースラインで示された作付面積に対する信憑性は乏しいといえる。
 作付面積の減少設定にもかかわらず、収穫率の改善から収穫面積は8830万エーカーとして、2012年度の8770万エーカーから引き上げている。トレンドイールドとして163.5ブッシェルを想定しており、その結果、2013年度の米国トウモロコシの生産高は144億3500万ブッシェルになるとしている。もし、作付面積がインフォーマの予想している9930万エーカーになるとして、生産高を算出すると、149億3300万ブッシェルとなり、2012年度の最終生産高予想から40億ブッシェル以上も急増することになる。

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