香港経由の中国金輸入データ、やはり人民銀行は買っている?

香港政府の発表によると、2012年に香港経由で中国向けに輸出された金(Gold)は832トンに達し、過去最高を更新した。前年を約400トン上回っており、中国が税負担の小さい香港経由の金輸入を活発化させていることが明確に確認できるデータになる。

逆に、中国から香港に輸入された金も前年の約6倍となる274.7トンに達したことで、純輸入量だと557.5トンに留まるが、それでも前年比では47%の急増になる。

中国国内の産金量は、1~10月時点で前年比+11%の332.8トンに達しており、このペースだと通年だと400トン前後に達する可能性が高い。単純に香港経由の純輸入量と国内産金量を合計するだけで、中国国内需要は960トン前後に達する計算になり、かなりサプライズ感のある数値になる。香港以外からの輸入も合計すると、1,000トン台に到達している可能性さえある。従来は通年で850~900トン前後の需要を予測する向きが多かったが、昨年12月のみで114.4トンもの輸入が行われたこともあり、需要見通しが上方修正を迫られている。

この数値を見る限り、中国はインドを抜いて世界最大の需要国になったとみて良いだろう。宝飾・投資・工業需要がいずれも堅調であるが、それだけでは正当化することの難しい高水準である。やはり、中国人民銀行(中央銀行)がまとまった購入を継続している可能性が高いのではないだろうか。

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