低迷する白金の見方 Part1

 白金価格は年初より上値が重い展開が続いており、9月の貴金属銘柄の急落後は、金価格に対して大幅な下ザヤが定着するなど、冴えないパフォーマンスとなっています。
 今回は、先日発表されたジョンソン・マッセイ社の需給見通しを手掛かりに、白金のファンダメンタルズの現状分析と白金価格の今後の展望を、私見を交えつつ考えてみようと思います。

 15日に発表されたジョンソンマッセイ社の白金系金属の需給報告『PLATINUM2011 Interim Review』によると、2011年の白金需要は251.3トン(前年245.9トン)となり、2007年以来の水準を回復する見通しです。一方、供給は鉱山生産が198.9トン(前年188.2トン)、リサイクルが58.5トン(56.9トン)とこちらも増加することで、2011年の白金需給は差し引きで6.1トンの供給過剰となる見通しです。2010年は-0.8トンの供給不足でほぼ均衡状態であり、今年の白金需給は前年より緩和しているということになります。

 ファンダメンタルズと価格との関係を考える際には、目先的な需給の過不足だけではなく、需給がひっ迫する方向にあるのか、あるいは緩和する方向にあるのかが重要となります。以下では、需給の各項目ごとに掘り下げて分析し、白金需給の構造とその展望を考えてみます。

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