景気回復期待が原油価格を押し上げる

 NY原油及び北海ブレントは堅調に推移し、着実に水準を切り上げている。2013年の世界の景気回復を期待したファンドが原油市場に資金をシフトしているためである。
 中国の貿易収支が10日に発表され、12月の原油輸入は前年同月比8.0%増の2367万トン(日量平均557万バレル)で、前年比では1.3%増となっている。第2、第3・四半期は製油所の点検や景気低迷に伴う需要減で輸入ペースが鈍化していたが、11月、12月と急速に改善しており、景気回復を印象付ける内容といえる。
 石油製品輸入は416万トンで、前年同月比3.0%増、前月比では18.9%も急増している。
 2月半ばに中国は旧正月を迎えるが、それに向かって石油需要の拡大も期待され、アジア地域からの製品輸入も急増させている。中国も厳冬に見舞われており、暖房油の輸入を強化し、さらにジェット燃料の輸入も増やしている模様。ジェット燃料の基本は灯油であるためで、シンガポールの石油製品価格は軒並み上昇している。
 ところで、サウジアラビアは昨年11月、12月の原油生産を減少させている。11月の産油量は前月比23万4000バレル減の日量949万バレルとなり、12月はさらに46万5000バレル減の日量902万5000バレルとなっている。昨年6月の日量1010万バレルをピークに減少をみせているが、年末にかけてその減産を強化している。

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