来年はプラチナが金価格を上回るか?

 2012年ファンドが一番たくさん買った商品は、トウモロコシであった。8月21日の37万5801枚である。次いで原油の33万3414枚は、2月28日であった。大豆が5月1日の25万9763枚で、金は10月9日の24万4295枚、その間に5年物米国債が5月22日の30万3231枚、2年物米国債は7月31日の22万1471枚である。昨年12月20日は74万1059枚であるが、今年の12月18日は100万866枚であるので、昨年よりもファン度は買いが多いということが言える。いずれもオプションを含んだ非当業者のネット買い残のことである。

 2,012年は、具体的には28日のレポートで数字を上げるが、それほど大きな動きをした商品は、穀物を除いて無かった年である。

 さて、来年はどうかといえば、景気が徐々に回復軌道に乗り、工業用素材価格は上昇する年になるのではなかろうか。

 日米の自動車販売が回復しており、原油価格は、今年の冬場の灯油在庫が日米共に少ないため、もし厳冬になれば灯油価格をきっかけに原油価格が上昇し、来年の景気回復の期待もこめて高止まりする可能性がある。自動車と言えば、プラチナ価格も上昇するのではないだろうか。年末にかけて金につられて下落した分だけ上昇するような気がする。

 ファンドのネット買い残は金が減少傾向にあるのに比較して、プラチナとパラジウムがs増加傾向にある。

 東京金価格と東京プラチナ価格は2011年9月以降金価格の方がプラチナ価格を上まわった状態が続いているが、来年はこれが逆転する年ではなかろうか。なぜなら、来年は金融不安の恐れは少なくなり、また地政学的リスクについても今のところイランとイスラエルの関係以外は思い浮かばない。一方株価や債券投資など金以外の配当や利回りのある投資商品の魅力が増す年になると思われ、金価格はそれほど上昇しないと考えられるが、プラチナは1月頃に南アで停電が起きる可能性があり、生産障害の恐れがあるのに対し需要は、自動車触媒や宝飾用が回復すると思われるからだ。

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