NY金、200日移動平均線割れです

NY金先物相場は、18日に続いて20日もニューヨークタイムの朝方に急落する展開になりました。どうもこの時間帯は、年末に向けての「デスゾーン」になったようです。

材料としては、米第3四半期の国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正されたことで、金融緩和期待が後退した影響なども指摘されていますが、18日の急落局面と同様に後付けの解釈でしょう。

今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではゼロ金利政策のコミットメントが時間軸から失業率との連動に修正されましたが、今回のGDPを受けて失業率6.5%割れの流れまでも織り込むのは、明らかに論理の飛躍です。実際に、この日の急落はGDP発表前から始まっており、下げ相場の主導はプログラム売買型の売りが次々にヒットされたというのが事情だと見ています。

現在、中長期投資家の売買目処とされ易い200日移動平均線は1,663.40ドルとなっており、ついにこの価格水準も下回ってしまいました。昨年末終値は1,566.80ドルですが、本日のような値動きが続くと、2001年から続く「12年連続の上昇相場」という今年の大目標にも黄信号が灯ります。残り営業日数が6営業日と言うことを考慮すると、さすがにそこまでの展開となるリスクは低いでしょうが、昨年の場合は12月のポジション整理が終わったのは29日でした。

中長期的な視点に立つと、年央にギリシャの政局リスクで売られた時の安値は1,526.70ドル。この価格水準に到達する前に下げ一服となれば、下値切り上げ傾向は確認できます。過去半年間の金融緩和圧力、資産価格見通しの修正を受けて、どの程度まで金相場の地合が強気に傾いているのかを見極める好機になります。

金のファンダメンタルズ指標そのものはいずれも強気に傾いており、強気派にとってはクリスマス・プレゼントとも言える安値です。年末まで荒れた展開が続く可能性は否定できませんが、明らかに下げ過ぎでしょう。

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