底割れのトウモロコシ相場、一段安必至

 シカゴトウモロコシは底割れをみせ、19日には9月28日の安値である7.0875ドルを下回り、7.0150ドルまで急落している。11月28日の7.6750ドルの高値から8.6%も大きく売られているが、米国の弱気な需要を嫌気したファンドの売り攻勢がここにきて加速している。
 ファンドは米国のタイトな需給バランスを踏まえて買いポジションを増加させ、12月4日には35万9273枚のネットロングを記録している。今年の6月には10万枚以下だったネットロングは、8月半ばに30万枚台に乗せ、その後も高水準を維持し、12月に入ってネットロングの高水準を更新している。
 これだけファンドの買いが膨らんだのは、米国のタイトな需給バランスを背景にして買い進んだと考えられる。2012年度の米国の期末在庫は6億4700万ブッシェル(在庫率は5.8%)で、前年度の9億8800万ブッシェル(同7.9%)を大きく下回っている。輸出が盛んになるこの時期に合わせて、一層タイトな需給バランスが認識されるとして、買いポジションを積み増したと想定される。
 しかしながら、結果的にファンドの思惑と異なり、米国トウモロコシの輸出は低迷を続け、12月13日現在の週間輸出検証高は1501.6万ブッシェル(前年同期は4525.1万ブッシェル)、今年度累計は2億3235.0万ブッシェル(前年同期比で51.9%減)と極めて不振な状況にある。米国の主要な輸出先である韓国や台湾がブラジル産の手当てを積極的に推し進めるなど、米国の不人気が顕著で、輸出需要の低迷につながっている。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事