当面の原油価格の考え方/2013年に向けて

基本的なことは原油価格と石油製品は在庫はできるのだが、燃やしてしまえば無くなるものであること。電力を考えて見ても気温変化によっては前年からの変化がわずかにあるといえ、コンスタントに実需があること。人口動態も短期的に大きく変化することはない。

ランダムに記して見よう。

東京からの視点では、東京市場の価格形成は、サウジのOPSプライス(公式販売価格)、ブレント・ドバイリンクの価格決定構造の延長上にあり、イラン原油の代替としてのウラル産成約など、中東から西寄りの需給の影響を強く受けている。

米国LNG価格は米国の輸出市場への参入で、これからは下値切上げ傾向に向かう。しかし、米国内での電力価格とのスプレッドでガスが競争力を失うかどうかは不明。WTIは米国内在庫の余剰が消えない限り、常に期近からコンタンゴとなり沈み込み圧力を受ける。一方でBRENT原油は、東アフリカから米国向け、地中海から欧州向け、そして北海からのアジア向けアービトラージが活発化していくならば、期近にはバックワーデーション圧力が消えずに残る。となると、この先BRENTとWTIのスプレッドは日常的に拡大したままとなる。長期的にはBRENTロング/WTIショートのスタンスは変わらない。

日々の価格形成はVLCCを保有するプラッツに代表される現物市場のプレイヤーに主導権があり、NYMEXの存在感は限りなく低下中だ。この2012年末にあって現在の原油価格は均衡している。

また、CIFベースでの国内原油入着価格は為替レートの100円方向のシフトにより、上昇圧力を受けざるを得ずとなろう。つまりはTOCOMの原油、石油製品価格については、買い主体のアプローチをとることにならざるを得ない。買い先行の2013年マーケットとなろう。

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