12月のUSDA需給報告、こんな所に注目しています

米農務省(USDA)が12月需給報告を発表しましたが、全般的に手掛かりに乏しい内容に留まりました。

米国産の12/13年度産期末在庫見通しに関しては、トウモロコシが6.47億Buで据え置き、大豆は0.10億Bu下方修正の1.30億Buと、特に目立った修正は行われていません。トウモロコシは輸出需要の下方修正期待が裏切られたという意味でポジティブですが、1月報告で引き下げられる可能性が高く、マーケットの反応も限定的となっています。大豆は、中国が大豆油輸入を拡大しているのを反映して圧砕需要見通しが引き上げられましたが、概ね事前に想定されていた範囲内の修正です。

一方、トウモロコシの国際需給見通しでは、中国産生産高見通しが800万トン上方修正の2億0,800万トンとなったことが目を引きます。ただ、これは中国政府機関の生産高見通しを反映したものであり、新鮮味に欠けます。この引き上げ分は、全て中国国内の需要見通し上方修正で相殺されており、国際需給見通しに対する影響は限定されていることも確認しておきましょう。

アルゼンチンのトウモロコシ生産高見通しが50万トン下方修正の2,750万トンとなったこともポイントですが、これは作付けの失敗を反映したものであり、まだイールド低下リスクを織り込むべきか否かの判断は保留されている模様です。

このため、今後も「南米産の生産動向」と「米国産の輸出動向」を眺めながらの展開が続く見通しです。需給報告の発表前後で、特に相場見通しを修正する必要はないでしょう。ともに、1月需給報告と四半期在庫が同時に発表される1月11日までは、レンジ商いが続く可能性が高そうです。

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