トウモロコシの先高強まる、小麦の供給タイトが深刻化!!

 世界的に小麦の供給タイトが深刻化し、小麦相場も高止まりしている。2012年度(2012年7月~2013年6月)の主な輸出国の小麦生産は軒並み減少している。EUは1億3182万トン(前年度1億3723万トン)、ロシアは3800万トン(同5623万トン)、ウクライナは1550万トン(同2212万トン)、豪州は2100万トン(同2952万トン)、そして年明けから収穫が始まるアルゼンチンは1150万トン(同1550万トン)。上記の地域の輸出は前年度から2541万トン、31.4%減少し、5550万トンの見込みである。輸出国ではカナダが2670万トン(同2526万トン)と生産高が増加しており、輸出は165万トン増の1900万トンとなるが、その他の輸出国の大幅な減少幅をカバーするにはかなり不十分といえる。
 米国では冬小麦の発芽がほぼ終了する時期に入り、作付面積の増加によって豊作が期待されていた。まだ正式な生産高予想は明らかになっていないが、需給報告では10億0400万ブッシェル(前年度は7億8000万ブッシェル)が予想されている。
しかしながら、米農務省が毎週発表する作柄状況で、冬小麦の11月25日現在の優と良の合計(全米平均)は33%(前年同期52%)、極劣と劣の合計は26%(同13%)となっており、作柄悪化が深刻な状況に立たされている。主産地であるカンザスの優と良の合計は30%しかなく、作付期からの干ばつの天候が大きく影響しているとみられる。
カンザスの土壌水分不足は80%近くにも達しており、今夏の米コーンベルトを連想させる状況でもある。米コーンベルトでは4月、5月と恵みの雨がみられ、干ばつが深刻化したのは6月以降であるが、冬小麦の産地である米プレーンズは小麦の作付期から干ばつに見舞われ、相当なダメージによる供給減が懸念されている。従って、2012年度の冬小麦の増産を想定する状況ではなくなっている。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事