ジョンソン・マッセイ報告

 英貴金属大手ジョンソン・マッセイ(JM)社は今月、2012年のプラチナとパラジウムの需給動向に関する調査報告書「プラチナ2012中間報告」を発表した。
既存のレポート等で『南ア・ストによる減産が織り込まれる内容と見られるが、発表までに強気がどの程度、織り込まれるかが注目。織り込み度合いが早ければ知ったら終いも。反対に織り込み度合いが少なければ急騰となるだろう』としたが、金融市場が財政の崖問題でリスク回避の流れになっていたことで、JM発表までは軟調、発表後に急騰となった。

 JM報告では白金族鉱山での操業停止が深刻な状況のため南アの販売量が低下して、世界のプラチナ供給量は10%減の181.6トンになると予想。総需要量は251.0トンと堅調を維持するものの、リサイクル量の低下により、市場全体では12.4トンの供給不足となることが予想された。今年5月の報告では、13.37トンの供給過剰だったのが、一気に供給不足に転じた訳だ。南アのプラチナ供給量は前年比12%減の132.2トンとなる見込みで、11年ぶりの低水準が予想された。

 一方、自動車触媒用のプラチナ総需要は1%減の95.5トン予想。欧州では自動車生産が落ち込み、ディーゼル車市場シェアも若干低下傾向にあるものの、3.11から立ち直りを見せている日本メーカーのプラチナ購入増大によりほぼ相殺見通し。また、インドの小型ディーゼル部門でも2012年に入って販売量の強力な増大が見られることや、大型ディーゼル車の排気ガス後処理装置におけるプラチナ利用が世界的に拡大していることから、今後プラチナ需要の増大が予想された。

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