買い場探し局面(NY金)

 米10年物国債利回りは、これまで上値抵抗として意識されていた2014年1月高値水準を上抜き、一時、約7年ぶり高水準となる3.122%を付けた。これを受けて、ドルは200日移動平均線を突破、NY金は200日移動平均線を割り込み、それぞれ上げ加速、下げ加速となった。米国経済への楽観的な見方が根強いことや、年内さらに2回以上の米利上げを見込む予想が強まった事がドル買いの背景。ドルは円一時110.80円と、1月23日以来の高値水準を記録直近で0.3%高の110.74円を付け、2017年11月高~2018年3月安値までの下げ幅に対する61.8%達成。200日移動平均線が下値支持に変化している。

 ドル円は転換線~200日移動平均線を下値支持帯として、心理的節目111円、2016年12月高値を起点とした下降トレンドなどを試す流れである一方、NY金(6月限)は、200日移動平均線割れから下げ加速。心理的節目1300ドルを割り込み、下値模索の様相だ。

 イタリア連立協議中の大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と、極右政党「同盟」が、欧州中央銀行(ECB)に対し、2500億ユーロの債務免除を要請する可能性があるとの見方が出ている事が、ユーロの上値を抑え、対ドルで約5カ月ぶり安値に沈んでいる。米金利がさらに上昇するとの見方や、他の中銀が金融引き締めを延期するのではないかとの思惑もあり、ドルのショートカバーを巻き込み、ドルの一人勝ちの様相となっている。
 

 

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