ベネズエラがサウジを助けるシナリオ!?

原油(WTI先物)弱含み。IEAが世界の石油消費の見通しを下方修正したことなどで。71.06ドル/バレル近辺で推移。

金横ばい。ドルインデックスが小動きだったことなどで。1290.9ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。11455元近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。473.1元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで395.4ドル/トロイオンス(前日比2.3ドル拡大)、円建てで1378円(前日比4円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ベネズエラがサウジを助けるシナリオ!?」

5月14日(月)、OPECは月報(Monthly Oil Market Report)を公表しました。

月報にはOPEC加盟国の前月までの原油生産量のデータが収録されています。

以下のグラフは、現在行われている減産が始まった2017年1月と2018年4月の加盟国それぞれの生産量の増減幅を示したものです。

2016年11月のOPEC総会で生産量の上限が設定されなかったリビアとナイジェリアについては、減産開始時比、2か国合計で日量56万2000バレル増加となりました。

日量それぞれ、リビアが30万4000バレル増、ナイジェリアが25万8000バレル増です。

一方、減少幅が最も大きいベネズエラは1国で日量57万1000バレル減となりました。

リビア・ナイジェリアの増加幅とベネズエラの減少幅はほぼ同じです。

減産開始後、かねてから明確な生産枠の上限を持たないリビア・ナイジェリアの増産については懸念材料でしたが、その2か国の懸念をベネズエラが1国で払拭していると言えます。

減産実施とは別文脈の自国都合による長期生産減少傾向にあるベネズエラが、減産が終了する今年12月にかけて今度はサウジの増加幅をもカバーするかもしれません。

今後もOPEC加盟国の生産量の動向に注目したいと思います。

図:OPEC加盟国における2017年1月(減産開始月)と2018年4月の原油生産量の増減幅 単位:千バレル/日量

出所:OPECのデータをもとに筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事