NY金、11月下旬には下振れ警戒も

 強気の米経済指標が相次ぎ、QE3の早期打ち切り観測の高まりを嫌気して11月2日には1675.2ドルまで一気に急落したNY金だったが、オバマ再選の可能性が強まったとの情報をキッカケにして1700ドルの大台回復後、ストップロスの買いがヒットして1730ドル台まで大きく切り返している。
 チャート上では300日移動平均線割れは一時的にとどまり、現在は30日移動平均線(9日現在で1737.3ドル)を目指すとみられ、これは時間の問題。期近つなぎ週足をみると、100週移動平均線を維持するきれいな上昇トレンドを維持している。警戒すべきは、次第に50週平均線が下を向いていることで、今後、この平均線の位置が逆転すれば、大きな修正安につながるともいえる。今回、50週移動平均線で下げ止まりをみせたこともあり、この50週移動平均線が目先の重要な下値支持線と考えられる。
 ファンダメンタルズ面ではオバマ政権の継続によって、バーナンキ米FRB議長の続投の可能性が強まり、QE3継続の根拠となっている。ただし、早期打ち切りのリスクは解消された訳でもなく、楽観できる状況ともいえないのが現状である。
 また、11月後半からのインドの宝飾用としての需要後退が懸念される。13日から5日間、インドではヒンズー教の三大祭りの一つであるディーワリー祭が始まるが、ここで金の需要のピークを迎えると考えられ、10月後半からのフェスティバルの需要が一巡することで、その後の反動が警戒される。10月までの需要はかなり低迷しており、その状態に逆戻りすると想定される。先日、インドの2013年の需要見通しが示されたが、550トンとなっており、需要低迷の長期化は続くとみられている。

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