NY金、強弱分け目の天王山

週末発表された10月の米雇用統計で失業率は7.9%と予想通り上昇したものの、非農業部門雇用者数が17万1000人増加と事前予想(12万5000人増)を上回ったことで、量的緩和第3弾(QE3)の期間短縮が連想され、金を含むリスク市場は大幅反落となった。

本来、景気回復は株式市場にとってはプラス要因だが、歴史的には逆相関の強い株式も金市場も共に反落したということは、過剰流動性相場の弊害であろう。金融市場は押しなべて「QE依存症」となっており、QE政策と言う梯子を外されては、値を保てない状況となっている。ファンダメンタルズの脆弱性が露呈した格好だ。
また、前回の雇用統計における米失業率急低下においては、「雇用統計は信じられない数字だ。シカゴの連中は何でもやるんだな。討論会に勝てないと、今度は数字を変えてくる」とのゼネラル・エレクトリック(GE)の元会長、ジャック・ウェルチ氏が発言したように、選挙対策として数字を改竄したとの見方が出るくらい、数値の信憑性に疑問が付けられている点も株価が素直に反応しなかった一因であろう。前回の雇用統計で失業率が7%台へ低下したが、戦後の大統領選で失業率が8%台で再選できたケースはゼロ。7%台でもレーガン大統領が7.4%で再選を果たしたのが唯一の例だった。

こうした中、NY金は200日移動平均線まで大幅続落した。アストロからは、10月30日が満月。11月1日がメリマンの重要変化日で注意を要す日柄であった。

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