第23回 ストキャスその4、『ストキャス名脇役、%D、Slow%Dを極める!』

第23回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』

□皆さん、こんにちは。ストキャスティクスの4回目。だんだんレベルアップしていくが、しっかりついてきてくだされ。

■助手のムサシです。講師、もう4回目ですが、ストキャスは奥が深くて、まだ、これがストキャスの正しい使い方だってやつがつかめません。このシグナルで売買したら確実に儲かるというやつを早く教えてもらえませんか?

□ばっかもん。そんなことばかり考えているから、いつまでたってもテクニシャンになれないんだ。世間では「理屈は覚えなくていいです。この売買シグナルだけを覚えればいいです。」という解説ばかり。その結果、ストキャスと言えば「○%以上で買われすぎ、○%以下で売られすぎ」とかいう安易な解説がまかり通っている。%K、%D、S%Dがそもそも何かもわからず、そんな解説だけでトレードして本当にいい結果が出ると思うか。

■出ないでしょうね。失礼しました。

テクニカル指標の計算式の意味がわかれば、どこで買いどこで売るのが正しいかなどということは自然とわかってくるんじゃよ。

■頑張ります。

□前回%Kを徹底的に勉強した。本日はいよいよ%Dとスロー%D(以下S%Dと呼ぶ)の解説をする。それでストキャスの計算式は卒業だ。では%Dを説明する前に、ストキャスの主役、%Kについてもう一度復習しておこう。

1.%Kが主役であることを 常に忘れない!

□ムサシ君、%Kとはなんぞや?

■禅問答みたいですね。でも今日は聞かれると思ってちゃんと勉強してきましたよ。ある期間の中で現在の値段がどれくらい高いかあるいは安いかを相対的に示したもの、それが%Kです。

□なかなかやるね。ただし、もう少し噛み砕いて説明してほしいぞ。

■わかりました。まず、ある期間の最安値と最高値を探し出します。その高値と安値の間がその期間の価格の動きのレンジを示します。そのレンジの中で、現在の価格が下から何%のところに位置するかを示したもの、それが%Kです。

□正解、ムサシ君、なかなかやるね。過去のある期間という部分を、よく使われる9日として解説してみよう。イメージをわかりやすくするためにね。

図

まず過去9日間の最高値と最安値を出す。当然過去9日間はその範囲で価格が動いている。それがレンジじゃ。その9日間のレンジ(値動き)の中で現在の価格(当日終値)がどれくらいの位置にいるかを表した数値だ。

■つまり0%なら過去9日間の中で現在の価格が一番安いとわかる。100%なら一番高いとわかるどいうことですね。

□そゆこと。その数値の変化を見て、現在のトレンドの強弱を見極めようとしたのがストキャスなのじゃよ。下降トレンドなら%Kは0か0近辺になりやすい。上昇トレンドなら%Kは100か100近辺になりやすい。わかるね?

■わかります。下降トレンドなら現在の価格が過去何日間の中で一番の安値という可能性が強いですし、上昇トレンドなら現在の価格が過去何日間かの中で一番の高値という可能性が強いですよね。

□ということは下降トレンドから上昇トレンドに変化するときは、%Kが0近辺から100近辺に変化していくということ。

■ですね。

□意味がわかれば使い方もわかる。繰り返して言う。安易に「%Kが80以上だと買われすぎ、20%以下だと売られすぎ」などと思い込んではいけない。

■肝に銘じます。

□さて、本日勉強するのは%DとS%D、前に話したが、%Dは%Kの3日平均、S%Dは%Dの3日平均に過ぎない。だから主役は%Kということを理解した上で、%D、S%Dを学ばなければならない。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事