国際秩序の大変化・短期調整場面は買い(金・原油)

 前回(3/6)当欄で『3月は政治イベントが多い。マクロ経済指標以上に政治に左右されそうな時間帯となる』としたが、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談した韓国の鄭義溶・大統領府国家安保室長は8日、米ホワイトハウスで記者団を前に、金氏がトランプ大統領との会談を要請したと発表。これに対して、トランプ氏は要請を受諾し、「5月までに会談する」と応じた。また、北朝鮮が「非核化」の意向を表明し、今後は核実験と弾道ミサイル発射を「自制する」と約束したとしている。

 一方で「われわれは、北朝鮮の非核化に期待している」とすると共に、「その時までは、全ての制裁と最大限の圧力を維持していく」とホワイトハウスは発表。

 双方の話し合い・妥協の度合い次第では、6月の軍事オプション行使シナリオは残るものの、一旦、北朝鮮リスクは5月までは沈静化するかもしれない。

 トランプ大統領のブレーンにはキッシンジャー元国務長官がいるが、彼は忍者外交で米中を友好国にさせてベトナム戦争を終結させノーベル平和賞を受賞した。トランプ大統領は大統領選挙期間中、キッシンジャー宅を訪問後、「ハンバーガーを食べながら、おしゃべりをしてもいい」と述べていたが、これが実現する可能性が浮上してきた。核戦争の一歩手前までいった米朝関係を終結、核放棄させ平和条約締結ならば、中間選挙にも有利に働くだろうし、ノーベル平和賞もあながち夢ではないかもしれない。

 親中派とも言われるキッシンジャー氏は「緩やかな覇権移行で米国のダメージ軽減」を望んでいると言われるが、朝鮮半島の非核化は、米軍の韓国からの撤退と合わせて交渉される可能性が高く、これを米国が呑んだ場合、アジア地区のパワーバランスが激変する可能性が高いだろう。
 

 

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