トウモロコシの強気スタンス継続

 米農務省が8日に発表した需給報告はかなり強い内容となり、それを好感してシカゴトウモロコシは7ヶ月振りの高値を示現している。天候相場真っ只中の限月である期近7月限は4ドル越えを果たしている。

 さて、需給報告で示された米国の期末在庫は21億2700万ブッシェル(前月23億5200万ブッシェル)で、事前予想下限を下回っている。これは輸出需要の上方修正の影響が大きく、前月から1億7500万ブッシェルも引き上げられ、22億2500万ブッシェルとなっている。前年度と比較して3.0%減にとどまる。現時点までの輸出検証高累計は前年同期比で30%も減少しているが、米農務省は今後の強気の輸出需要を想定しているためと考えられる。

 その強気の背景には南米のトウモロコシの減産がある。今回発表されたブラジルの生産高予想は9450万トン(前月9500万トン)、アルゼンチンは同3600万トン(同3900万トン)で、いずれも下方修正されている。前年度の9850万トン、4100万トンと比較しても減少している。このため、南米の輸出の減少を予想していると推測されるが、実際には南米の輸出は高い水準を維持するとしている。ブラジルの輸出は3500万トン(前年度3170万トン)、アルゼンチンは同2500万トン(同2550万トン)で、ブラジルに至っては、輸出の拡大をなお予想している。
 

 

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