ブレントの70ドル示現で、目標達成感も

 米EIAの週間在庫統計によると、米国の原油在庫は7週連続で減少しており、2015年3月以来の低い水準を記録している。製油所の稼働率が記録的な高水準を維持しているためで、その稼働率は2005年以来の高い水準となっている。

 一方で、ガソリン在庫は9連続、中間留分在庫は5週連続で増加するなど、製油所稼働率の高水準によって、石油製品在庫の増加傾向は続いている。

 従って、原油在庫の減少傾向ほど、米国全体でみると、石油の供給がタイトな状況に至っているとは考えにくいが、株式市場からの投機資金のシフトの影響もあり、やや強引に買い上げられているとも考えられる。

 さて、11日にブレント期近3月限は2014年12月以来の70ドルを示現した。しかし、目標達成感もあり、その後、高値から1ドル近くも急落するなど、高値警戒の動きもみせている。

 クリスマス、そして年末年始を終えて、今後、世界ベースでの原油の供給拡大が期待される時期に入っている。米EIAの在庫統計で、米国の原油生産は減少したが、あくまでも時期的要因とみられる。リグ稼動数の減少も年末年始が影響したとみる。

 前述したように、原油在庫の減少の一方で、石油製品在庫は増加を続けているだけに、必ずしも石油全体の需給バランスが供給タイトな状況に向かっているとはえない。
 

 

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