低調な成約が重石となって急落を強いられるシカゴ大豆

 20日朝、米農務省は13日までの一週間の輸出成約高を明らかにしている。2012年度分の米国産大豆の成約高は71万2200トンで、ほぼ事前予想通りであったが、注目の中国による成約高は23万7200トンと極めて低調な数字である。仕向け先不明の13万4400トンを中国によるものと仮定しても合わせて40万トンにも満たない水準である。前週の中国の成約も34万0800トンと、この時期の成約高としては例年の半分程度にとどまっている。
 南米の供給不安が指摘される中、市場では9月からの新穀物年度入りから、中国による米国産の成約が活発化すると期待されていたが、いざ蓋を開けると、低調な成約が続いている。これに対するしたファンドの失望売りが膨らみ、連日の急落を強いられ、20日には5週間振りの安値を示現している。取引中心限月である期近11月限において、14日に示現した17.6575ドルから20日には16.1600ドルまで一気に急落している。
 中国としては米コーンベルトの収穫が進展し、それによるハーベストプレッシャーを受けて相場が下押しするのを待っているようで、米国での収穫にメドが付くまで、買い手控えを進めるとも考えられる。ちなみに、16日現在の全米平均の大豆収穫進捗率は10%(平年4%)で、トウモロコシの26%に比べると、まだまだ収穫が始まったばかりである。今後しばらく、大豆の収穫を中心にするとみられ、10月上旬まで大豆のハーベストプレッシャーは強まるとみられる。その後は自律反発を伴うポスト=ハーベストの動きが予想されるものの、シカゴ大豆にとってはまだ厳しい局面が続くとみるべきである。

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