新旧の材料に悩める原油市場

原油下落。米シェールの増産観測などで。51.41ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1291.9ドル近辺で推移。

上海ゴム下落。13450元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ364.1ドル(前日比4.7ドル拡大)、円建てで1,297円(前週比10円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●ゴールド100 1時間足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「新旧の材料に悩める原油市場」

今朝、海外大手通信社が報じた原油関連のニュースで目を引いたのは、大手の石油取引会社の間で原油価格の見通しが大きく分かれているというものでした。

需要拡大とOPEC減産の延長が実現すれば1年以内に60ドルまで上昇すると見る石油会社があれば、米シェールオイル供給の波が再び市場に押し寄せれば45ドルまで下落すると見る石油会社があります。(共に世界屈指の石油取引会社です)

この報道を見てふと頭に浮かんだのは、根拠とする材料が隆盛を極めた時代はいつか?ということです。

“需要拡大”は新興国が勃興した2003~08年ごろを、“OPEC減産”はスウィングプロデューサーとして名をはせたOPECの全盛期である1970・80年台を筆者は想起します。

“シェールオイル”は、過去10年・今を筆者は想起します。

このように考えれば、上昇シナリオの根拠は過去の出来事を、下落シナリオの根拠は直近・今の出来事を根源としていると言えます。

このテーマは非常に興味深いと思います。過去のモノサシを今後も原油市場に当てはめ続けることができるのか?歴史は本当に繰り返すのか?新しく発生した材料を原油市場はどのように取り込むのか?というさまざまなテーマに発展します。

以下は、米国の原油生産の内訳で、この10年間の変化を示しています。

この10年間で、米国は世界屈指の原油生産国になりました。米国のシェールオイルが米国や世界の石油の地図を塗り替えたのです。

新旧の材料を織り込んだ妥協点を原油市場は模索中なのだと思います。

図:米国の原油生産の内訳
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出所:米エネルギー省のデータをもとに筆者作成

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