マレーシアの天然ゴム舗装道路で新たな需要

 マレーシアでは天然ゴムを使った道路の建設が進んでおり、来年には完全に民間技術として定着するという。この動きにより同国内では大きな天然ゴム需要が生まれ、価格の安定につながるという意味で、同国内に44万ある天然ゴム小規模農園にとっては朗報だ。

 2015年以来マレーシア天然ゴム協会は、カップランプ・モディファイド・アスファルト(= Cuplump Modified Asphalt、CMA)という名の道路建設方法をプランテーション工業商品省と共同で開発してきた。カップランプは天然ゴムから最初に採れた樹液が凝固したもので、ゴム樹液採取の際に用いるカップで採れる凝固物という意味である。カップランプとビチューメン(瀝青=堆積岩あるいは堆積物中の有機物のうち、ベンゼンなどの有機溶媒に溶けて抽出される有機物)と混ぜ合わせて作られ、カップランプ・モディファイド・ビチューメン(CMB)と呼ばれるものを砂利と混ぜあわせてCMAを作る。

 マレーシア天然ゴム協会によれば、2017年末までに公共事業省と共にペラ州のトゥルッ・インタン地方で総距離28キロに及ぶ天然ゴム舗装道路を建設し、品質基準を作った上で、天然ゴム舗装道路事業は2018年中旬に完全に民営化されるという。

 この事業については、9月15日にバンコックで開催されたインドネシアとタイ、及びマレーシアによる天然ゴム生産国会議で報告され、各国でも同様の天然ゴム利用開発を行うことが討議された。

 タイではマレーシアとは別の方法で天然ゴムによる舗装道路建設技術を開発しているがマレーシアのカップランプを使う技術は注目されたという。カップランプを使った天然ゴム舗装道路は1キロの道路、または6千平方メーターの敷地を建設するのに4.2トンの天然ゴムを必要とし、年間のマレーシア国内天然ゴム需要を約10%押し上げるという。マレーシア半島の道路の一部に使うだけでもかなりの天然ゴム需要が見込まれるという。
 
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