供給過剰の下、トウモロコシの軟調地合いは続く

 12日、米農務省は2017年度の米国トウモロコシの第3回の生産高予想を明らかにしている。生産高予想は142億8011万ブッシェル(イールドは171.8ブッシェル)で、前月に米農務省が発表した生産高予想141億8447万ブッシェル(同169.9ブッシェル)を上回る内容となった。

 作付面積が9042.9万エーカー(前月までは9088.6万エーカー)、収穫面積が8311.9万エーカー(同8349.6万エーカー)にそれぞれ下方修正されたため、イールドが大きく引き上げられた割に、生産高の上方修正幅は限定的だったといえる。作付面積と収穫面積の修正に対する米農務省のコメントはなく、農産物全般に、全米で見直しが実施された結果と指摘している。

 それでもイールドは前年度の174.6ブッシェルに次ぐ過去2番目の高い水準であり、大豊作の水準が改めて示されたことになる。

 注目は主産地のイールドが揃って引き上げられたことで、アイオワは191ブッシェル(前月187ブッシェル)、イリノイは192ブッシェル(同189ブッシェル)、ミネソタが184ブッシェル(同182ブッシェル)。当初、春小麦の急騰をもたらしていた米プレーンズ北部のイールドも改善しており、ノースダコタは126ブッシェル(同124ブッシェル)、サウスダコタは147ブッシェル(同145ブッシェル)。

 トウモロコシの収穫は平年よりもかなり遅れているが、すでに成熟過程を終えたトウモロコシに関して、収穫期の悪天候による作柄へのダメージは極めて限定的で、今後は例年通り、ハーベストプレッシャーによる下押しが警戒される。
 
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