マーケットの風向き変わる(NY金)

 10日の朝鮮労働党創建72周年の記念日、11日の中国、第18期中央委員会第7回全体会議では、北朝鮮による挑発行動は起こらなかったものの、18日には中国共産党大会が控える。これに合わせて、原子力空母ロナルド・レーガンを含む空母打撃群が、朝鮮半島近海に展開し、韓国海軍と合同訓練を行う予定で、北朝鮮リスクは、10月中旬にかけて継続する。ホワイトハウスは10日、公式声明を通じて「トランプ大統領は今日午前、ホワイトハウスで国家安保関連参謀に会い、その席でジェームズ・マティス国防長官とジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長から報告を受けた」とし、「報告と議論は、いかなる形態の北朝鮮攻撃にも対応し、必要な場合には北朝鮮が核兵器で米国と同盟国を威嚇することを防ぐための多様なオプションに焦点が合わされた」と軍事オプションを「議論した」事を示唆している。

 トランプ大統領は、11月訪中で北朝鮮問題を議論する予定だが、これに先立って、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官など外交界関係者らに相次いで会っている。二人の面会内容は公開されていないが、キッシンジャー元長官がレックス・ティラーソン国務長官などに、中国による金正恩政権崩壊の推進と米国の在韓米軍撤退カードを「ビッグディール」するよう助言したと、7月にニューヨーク・タイムズ紙が報じており、キッシンジャー元長官は、米国の覇権の衰落をできるだけ遅らせると共にロシアを牽制するためには、米中間で協力地点を最大限に広げるよう助言したものと推測されている。18日の共産党大会前後に、北朝鮮による挑発行動がなくとも、11月のトランプ大統領のアジア歴訪にかけて、北朝鮮リスクは燻り続けそうだ。
 
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