週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.79ドル安の50.65ドル、ブレント原油は同0.52ドル安の56.91ドルとなった。

 前週末9月29日は高値警戒感からか週末の利食い売りが多く見受けられ、リグ稼働数も6基増となったこともありやや軟調な推移だった。

 先週は利食い売りが先行し、良好な米経済指標を主因としたドル高も上値を圧迫。週半ばまで下落が続きWTIで一時50ドルを割る場面もあったが、週後半にかけては押し目買いに加えサウジとロシアのトップ会合が材料視され反発し、週単位では中程度の下落幅となった。

 週明けは9月のOPECの原油生産量が12万B/D増加したことと、クルド人自治区独立の住民投票に関し、これに反対しているトルコのエルドアン大統領が同地区からトルコの港にかけての石油パイプライン閉鎖を先週に示唆していたが、今週に入り同パイプラインは通常稼働しているとのニュースが入ったことが要因となり下落。

 週半ばの米EIA統計では原油在庫減少が報じられ一時的に原油は買われたが、在庫減はWTIが欧州や中東産原油比で割安となっていたことによる原油輸出増加が要因であるとの見方に加え、ガソリン在庫が増えていたこともあり戻りは売られた。

 翌5日はサウジアラビア国王がロシア大統領を訪問。詳細は伝わっていないが、協調減産の延長についての協議があったと見られ、大幅に反発した。ロシアは2018年3月に大統領選を、サウジはサウジアラムコの上場を2018年末に予定しており、両国ともに原油価格回復は悲願であろう。

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