ゴムの反発力を探る

 東京ゴム先限は上海市場が休場とあって手掛りを失った形で、出来高も急減している。当面の最大の注目は国慶節明け(9日)の上海市場がどのように始まるか。

 一般的には上海ゴムの中心限月(2018年1月限)が9月6日の1万7,840元から29日の1万2,905元まで、4,935元も暴落したこと、更には9月6日から29日の下げ過程で取組高が8万7,000枚も減少しており、『投機筋の買い玉は投げるだけ投げさせられたはず』(市場関係者)の声もあわせて考慮すると、国慶節明けの上海ゴム相場は反発に転じると見るのがベターであろう。

 それだけではなく、9月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が52.4ポイントと、前月より0.7ポイント改善し、5年5ヵ月ぶりの高水準と伝えられるなど、これらも、上海ゴムの下支え要因になるほか、タイ市場では引き続き政府系の買い介入もあって、上海や東京に比べると下げ幅は限定的にとどまっている。

 さて、問題は今後の展開予想だが、今週は上海の下げ過ぎによる反動高が予想され、東京市場もそれに追随するものと見られる。 上海ゴムは前述した通り、9月6日から29日までの下げ幅が4,935元、その3分の1戻りは1,650元高の1万4,550元、半値戻りは2,470元高の1万5,373元となる。 3分の1戻りを達成したとすれば、安値から1,650元高、一元17円で計算するとキロ換算で28円ほど。それが半値戻りの2,470元水準を上げれば、キロ当たりで42円ほどになる。

 これに対して東京ゴムは9月6日の234円70銭から29日の200円30銭までの下げ幅が34円40銭。この3分の1戻りは11円50銭高の212円、半値戻りは17円高の217円となる。上海と東京とでは安値からの3分の1戻り、及び半値戻りに大きな差があるが、上海が84円の暴落に対して、東京は34円ほどの下げにとどまったのだから仕方あるまい。

 それでも、上海ゴムが大きく反発することが出来れば、東京ゴムは前述以上に反発して、上海ゴムにサヤ寄せすることが可能となるだろう。

 当面の東京ゴム先限の目標は9月2日の219円10銭、あるいは220円を抜く場面も無しとしない。ただ、懸念されるのは、10月から産地タイから先物市場向けの現物が入着して東京商品取引所の指定倉庫在庫は増える見通しで、11月から12月にまとまった入着も予想される。

 そうした意味では次第に期近が重くなって、当限と先限が順ザヤ幅を拡大する可能性がある。早ければ10月末から11月に向けて戻り一杯、売り転換の場面が到来するかもしれない。
 
上海ゴム日足1006
 

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