南アプラチナ鉱山の労使紛争

南アフリカのロンミン社で生じているストライキは予想以上に長引いている。
当初、従来の鉱山労働者National Mineworkers Union(NUM)と新たにできた過激な組合Association of Mineworkers and Construction(AMCU)との間で小競り合いが起き、AMCUがピケを張って鉱山に入ろうとしたNUMの労働者を警備員ごと殺害したため、会社側が警官を呼び、警官2名も殺され、警官は組合側に発砲して44名の死者が出たとロイターのテレビ報道で聞いた。そのため、会社側が警官を呼んだのは事実だが、大手労働組合のNUMと会社側が対立したわけではないので、すぐに騒動は収まると思った。
しかし、その後NUMの岩石破砕工3000人は、これまでの賃金の2倍の月額US$1500の最低賃金保証を要求し、ストライキに入った。ところが、報道ではNUMとの間で政府の仲介により、先週水曜日に和平協定が結ばれ4週間のストは終結したという。しかし、まだ鉱山には先週末2%の労働者が復帰したが、月曜日は6.3%の労働者が職場復帰しただけで、ほとんどの労働者は戻っていないという。
要するに組合側も統制が取れていないのではないかと思われる。また月曜日には新たにMarikanaとは別のKDCという鉱山で1万5千人がストライキに入ったという。
特に要求は出されておらず、いわゆるサボタージュに近いようだ。
NUMは、政府を構成するAfrican National Congress(AFC)の支援団体で、12月にはZuma現大統領を再選するかどうかの会議が開催され、Zuma大統領の再選を阻止しようとする政治的思惑も働いているのかもしれない。同様なストライキは第二位のIMPALAPlatinumや第五位のGold Fields Platinumでも起きており、年中行事ではあるものの、いつもと違ったムードがあるのかもしれない。NYプラチナ価格は1600ドル近くに上昇している。
かなり上昇が早いので反落する可能性も捨てきれないが、南アの煮え切らない労使紛争が長引けば高値もあるかもしれない。

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