欧州の重要素材リストに天然ゴムが追加

★ 欧州委員会は、2014年に作成した「重要原材料リスト」を改訂し、クロームとマグネサイトを削除する一方、ヘリウムと天然ゴムを新たに付け加えた。重要原材料リストは、欧州の環境技術やITの発展に不可欠だが供給リスクのある原材料をリストアップしたもの。世界生産動向というよりは、代替物があるかどうかや、欧州がいかにその材料を手に入れているかのプロセスが検討の対象となっている。

 天然ゴムの世界最大のゴム生産国はタイだが、欧州で主に自動車タイヤ用として使用される天然ゴムはインドネシアとマレーシアからの輸入が主流。しかし両国は世界統治指数の点数が低く、安定性に欠けると見られていることが、今回、天然ゴムがリストに追加された理由だという。

★ 「2017年のマレーシアの天然ゴム輸出は前年比+10%増の247億マレーシアリンギット(=MYR、約6,600億円)に上る」とマレーシアプランテーション工業商品大臣は述べている。「世界の天然ゴム需要が好調で1月~7月に191億MYRを輸出した。これは通貨安のためではない。MYRはドルに対して強くなっている」と同大臣は言う。

 またこの日、マレーシア天然ゴム輸出促進協会が29人の学生に奨学金を与える儀式があった。2010年から始まったこの制度ですでに205人の学生が673万MYR(約1億7900万円)の奨学金を受け取り、そのうち53人は卒業後天然ゴム関連の企業で働いている。また世界有数のゴム手袋製造大手スーパーマックス社の社長は、医療用ゴム手袋の輸出が米国向けに伸びており、主流の中国製に取って代わりつつあると報告している。

★ ベトナム最大の天然ゴム生産会社で国営企業ベトナムラバーグループ(VRG)は、同社株式の25%を市場に公開し、128億ドン(約5億6300万ドル)を調達するという。ベトナム政府は135の政府企業の株式を年内に売却する。VRG社は11.88%を一般公募し、11.88%は戦略投資家(未定)に売却し、1.21%を従業員、0.03%を労働組合に売却するという。政府の保有は75%。
 
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