中国の新車販売好調が天然ゴム消費を増やす

 中国の8月の新車販売台数は218万6000台に達し、前年同月比5.3%増となった。前年比プラスは6月から3カ月連続を記録。中国の今年の新車販売台数は4月、5月と連続して前年割れしたため一時は景気減速懸念が広がっていたが、ここ最近の新車販売台数の動向が上向いているため、最悪期を脱したものと考えられる。

 今年に入ってからの新車販売台数の累計は8月時点で1751万1100台となり、前年同期比は4.25%増である。天然ゴム消費の約8割を自動車タイヤが占めるため、その新車販売台数の伸び率を天然ゴム消費の伸び率にあてはめると、今年の中国の天然ゴム消費量は2016年の535万トンから558万トンとなり増加量は23万トンとなる計算である。別な言い方をするなら、今年の天然ゴムの在庫が23万トン減ることになる。

 このように中国の自動車産業の復活が前述のとおり天然ゴム消費を伸ばすのは必至であり、実際、中国の貿易統計の品目別輸入価額によると、今年1月から8月までの産業素材の中で最も輸入価額が増大しているのが天然ゴムと合成ゴムを合わせた新ゴムとなっている。1-8月の新ゴム輸入累計量は445万トンで、前年同期比24.3%増に達している。この量は、中国の原油輸入量(12.2%増)や石炭(14.2%増)、鉄鉱石(6.7%増)よりも高い伸び率である。
 
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