上海ゴムは今週が“陰の極”か

 東京ゴム先限は9月6日の高値キロ当たり234円70銭から22日の安値208円20銭まで26円50銭下落した。キッカケは上げを主導していた上海ゴムの中心限月(2008年1月限)が9月6日のトン当たり1万7,840元から22日の1万4,330元まで、実に3,510元も暴落したからだ。

 3,510元を1元=17円で計算するとトン当たり5万9,670円、キロ換算で60円弱の下げ幅に達したことになる。東京ゴムの下げ幅26円に対して、上海ゴムの下げ幅が倍以上だったのは、もともと、東京ゴムに比べて割高だったこと、更には、①タイ、インドネシア、マレーシア3ヵ国の天然ゴム生産国会議で輸出削減などの市況対策が決まらなかった(タイとインドネシアの利害関係が影響か)、②9月15日現在の上海ゴム在庫が43万トンを突破、今後も増加を辿る見通し、③上海ゴムの9月限納会(9月15日)が1万2,855元と前日比700元安、受け渡しは11万6,440トンに達した、④中国市場は10月2日から6日まで国慶節で休場となるため、上海ゴムも早めに買方の整理売りがかさんでいる、⑤ドル高の影響で元高となっており、このため、元建商品に圧迫が加わっている…などが背景となっている。

 しかも、中国の国際商品価格が国慶節を前に軒並み売られていることから、上海ゴムもそれに足を引っ張られて、地合を弱めるものと思われる。当面のポイントは11月で供用期限切れとなる現物の多い上海ゴム2017年11月限に対して、新物が受け渡しとなる2018年1月限がどこまでサヤ寄せするか見守る必要がある。

 22日午後3時現在の上海ゴム価格は2017年11月限が1万2,135元、それに対して2018年1月限は1万4,525元で、双方のサヤは2,390元ある。2017年11月限と2018年1月限がどこで下げ止まるかだが、前に述べたように、2017年11月限は供用期限切れの最終的な捨場、2018年1月限は新物の受け渡しという事情を考えると、1月限が11月限と同値まで値崩れするなど考えにくい。

 目先的には国慶節前に整理売りで安値を強いられる可能性はあるものの、そこが“陰の極”(今週25~29日)になるのではなかろうか。

 一方の東京ゴムはどうか。先週末の22日には先限が210円台を割り込んだが、もし、今週も下落が止まらず200円大台を割ったら、相場は完全な崩れ相場となり、ダウントレンドに移行する。

 しかし、今週、上海ゴムが下げても東京ゴムが下げ渋って200円大台を維持することが出来れば、今一度、反転上昇相場が期待出来ると見たい。
 
Sゴム月足201708
 

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