週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比0.61ドル高の49.71ドル、ブレント原油は同0.5ドル高の55.26ドルとなった。

 前週末はフロリダに上陸予定のハリケーン「イルマ」の影響による需要後退懸念が強まったことや北朝鮮の建国記念日を控えた他市場のリスク回避姿勢などから大幅下落した。週明けの東京市場では北朝鮮警戒ムードが後退したことにより円安進行したため、週明けの価格は比較的穏やかなものとなった。

 先週に入り流れは一転した。ハリケーン「イルマ」が勢力をおとしたことやサウジが協調減産延長への合意形成に動いていることなどが材料視された他、リスク回避姿勢後退による株価の反発もサポート要因となり反発。翌12日はEIAが米原油生産を下方修正したことに加え、先進国在庫見通しも下方修正したことに支えられたが、在庫統計への警戒などから上昇は小幅なものとなった。翌13日はIEAが月報で過剰な石油在庫が縮小を指摘し、2017年の需要の伸びを160万Bに上方修正したことを材料視し反発した。また、同日発表のEIA統計では原油が予想比大幅増加に対し、製品も予想比大幅減少とまちまちであったが製品の仮需が大きかった模様でマーケットは強気にとらえたようだ。翌14日も続伸した。前日の流れを引き継ぐとともにテクニカルな買いも巻き込んで様子で、WTIで一時50.50ドルまで上値を拡大したものの終盤は失速した。週末15日は早朝に北朝鮮のミサイル発射などから上値重い展開が先行したが、その後大幅に円安かつドル安の展開で海外原油もサポートされている状況となっている。

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