ハービーの爪痕③被害は記録的な規模

原油大幅上昇。OPECの減産延長の報道などで。49.19ドル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1325.6ドル近辺で推移。

上海ゴム上昇。16480元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ344.3ドル(前日比1.7ドル縮小)、円建てで1,204円(前日比1円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ハービーの爪痕③被害は記録的な規模」

筆者の記憶では、今シーズンはハリケーンが最大で3つ、同時に発生していました。

日本時間9月14日(木)午後4時時点では、「ホセ」がカテゴリを1に落として大西洋の西で方向感を欠いて留まっているのみになっていますが、8月下旬から9月初旬にかけて襲来した「ハ―ビー」について、米エネルギー省が公表している週次の石油統計を見てみると、記録的な被害をもたらしたことが明らかになってきています。

9月1日(金)時点の状況(ハービー被害の第1報)に加えて、8日(金)時点の状況(第2報)で、製油所への原油のインプット量(実質的な原油需要)と製油所稼働率が記録的な減少・低下となっていることが明らかになりました。

以下のグラフのとおり、被害が甚大であることは一目瞭然です。過去に2度起きた大規模な被害に匹敵します。

製油所の稼働率については、2010年6月以降、5つの石油管理地区別に公表されるようになりましたが(グラフは米国全体)、メキシコ湾地区だけの製油所稼働率を見てみると、2017年8月25日(金)時点で96.0%だった稼働率が9月8日(金)時点で60.7%まで低下しています。

今後の石油統計でさらなる被害の拡大が明らかになる可能性もあります。

足元では減産国の8月の生産量が公表され、要人の発言もあり、今後の減産国の動向にも注目が集まりますが、まだまだ「ハービー」の件は終わっていないという視点で原油相場を見ていく必要があると思います。

図:製油所への原油のインプット量(上)と製油所稼働率(下)
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出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

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