ハービーの爪痕②

原油下落。ハリケーン「イルマ」の襲来により、メキシコ湾岸で製油所へインプットする原油の量(実質的な原油の需要)が減少するとの見方などで。47.74ドル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1342.0ドル近辺で推移。

上海ゴム大幅下落。16515元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ335.5ドル(前日比1.5ドル縮小)、円建てで1,152円(前日比2円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京金 日足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ハービーの爪痕②」

ハリケーンが同時多発しています。

「イルマ」は日本時間9月11日(月)午前9時時点でフロリダ半島の内陸部にあります。カテゴリーは5段階のうち2まで下がっていますが、風速はおよそ45メートル/秒と、台風で言う「非常に強い」を維持していており、引き続き警戒が必要です。

本日のコラムでは先週金曜日に続き「ハービーの爪痕②」として、先週木曜日に米エネルギー省が公表した週間石油統計より、9月1日(金)時点のデータを紹介します。

今回は「原油輸入量」「石油製品輸入量」「原油生産量」そして「原油在庫」です。

メキシコ湾岸地区は、原油の生産ももちろんですが、原油の輸入や石油製品の輸出を行う米国随一の基地でもあります。

以下のとおり「原油輸入量」は前週(ハービー襲来前)比41.2%減となりました。輸入の減少は米国全体の原油供給を減少させる要因となります。

石油製品の輸出は同36.4%減となりましたが、同時に東海岸と中西部地区でも30%を超える減少となっていること、そしてその量が7月平均並みであることから、ハービーの影響はあったにせよ、ドライブシーズンの終了による減少であった可能性があります。

また、原油生産量については全米で前週比8.6%の減少となりました。(州・地区別の生産量は月単位で翌々月末に公表されます)こちらもハービーの影響はあったと考えられます。

原油在庫はメキシコ湾地区で同0.8%増加となりました。在庫の増加は、報じられているとおり製油所の稼働が停止したことによる原油需要の低下が要因と見られます。

ハービーの爪痕①・②で紹介したデータの中で、ハービーの影響で減少したとみられる各値がまだ減少するのか?どのように回復していくのか?そしてイルマの影響は?など、気になる点が多数あり、それらについては毎週の週間石油統計に注目していくこととなります。

図:ハービーが襲来した週の週末の原油在庫等
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出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

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