ゴムは修正安後に再度の反騰

 東京ゴム先限は9月早々から上放れ、6日にはキロ当たり234円70銭まで上昇した。8月2日の安値200円30銭からの上げ幅は34円40銭に達した。

 一方、上海ゴムの中心限月(18年1月限)は8月2日のトン当たり1万5,010元から9月6日の1万7,840元まで2,830元上昇したが、1元=16円70銭で計算するとトン当たり4万7,261円高、キロ当たりで47円26円高となり、東京ゴムの34円40銭高よりも13円高く、上海ゴムの上げっぷりが判る。

 さて、上海ゴムの上昇については、色々と伝えられているが、直接のキッカケは9月1日に上海期貨交易所が発表した生ゴム在庫の内容にあったといえる。

 それによると、9月1日現在の生ゴム在庫は41万3,276トン、そのうち、倉荷証券での在庫は35万8,410トンあったが、倉荷証券在庫のうち26万4,100トン(約74%)が11月で供用期限切れであることが判明した。

 つまり、表面的な在庫は41万3,276トンあっても、そのうちの約64%が供用期限切れで、2018年1月限の受け渡しには使用出来ないことが判り、上海市場の踏み上げ相場につながったといって良い。

 さて、肝心な点は今後の見通しだが、前に述べたように上海ゴムは円換算でキロ当たり約47円上昇、東京ゴムも約34円上昇し、日柄もともに1ヵ月強をかけている。

 人気の強弱を表すRSI(相対力指数)も警戒レベルの70ポイント前後に達していることなど考慮すると、ここは修正安のタイミングにあると思われる。

 修正安の幅については東京ゴム先限の上げ幅が34円強。その3分の1押ししは約11円安の約224円、半値押しは約218円となるが、とりあえずは、220円前後までの安値、修正安があってもおかしくあるまい。

 220円前後で下値を固められれば、その後に再度、上昇コースに移行するものと思われるが、そのキッカケが今週12日からバンコクで始まる天然ゴム生産国会議(タイ、インドネシア、マレーシア)がカギを握る。

 会議は4日間の予定で15日にはその結果が発表されるものと見られるが、3ヵ国が輸出削減で話し合いがまとまれば相場にプラスに働くことは間違いない。利害関係で対立しているインドネシアが市況対策に同調すれば、上海、シンガポール、東京の3市場が上げ基調にあるだけに、上げ相場に拍車がかかるかもしれない。

 その場合は、東京ゴム先限が5月24日の236円70銭を抜き、4月5日の250円80銭へと水準を上げると予想する。

 250円が天井になるのか、それとも、それを抜いて更に上昇するかは現時点では判らない。
 
東京ゴム月間足08
 

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