ハービーの爪痕①

原油上下に乱高下。週間石油統計で米原油生産の減少、米国の在庫増加が確認されたことなどで。49.00ドル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1358.8ドル近辺で推移。

上海ゴム大幅下落。16745元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ337.0ドル(前日比2.0ドル拡大)、円建てで1,154円(前日比5円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京とうもろこし 日足 (単位:円/トン)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ハービーの爪痕①」

昨日、米エネルギー省は週間石油統計を公表しました。

9月1日(金)時点での、米国内の製油所の稼働率や原油の製油所へのインプット量(実質的な原油の消費量)、その他、ガソリン生産量および在庫等が確認されました。

この統計は原則毎週水曜に前週末の状況を公表するものであるため、今回の内容は、8月の最終週、つまり、ハリケーン「ハービー」がもたらした被害の大きさを知る手がかりとなります。

以下の図は、統計の中から「製油所の稼働率」「原油の製油所へのインプット量」「ガソリン生産量」そして「ガソリン在庫」を抽出し、過去分と比較したものです。

ハービーが襲来していたころに製油所の稼働率の低下が指摘されていました。この「製油所の稼働率」について、メキシコ湾岸地区で、前週(ハービー到来前)比、34.0%低下しました。

その他の地区が低下していないことからも、ハービーが原因であると考えられます。

また、その稼働率の低下が影響し、原油のインプット量(原油の消費量)が減少するとの思惑もありましたが、こちらも同35.2%の低下となりました。

そしてそれに影響し、ガソリンの生産量も同35.7%低下となっています。ガソリン在庫は主要消費地である東海岸地区でやや減少となっています。

これらのデータより、やはりハービーは米国の石油事情に大きな影響を及ぼしたことがわかります。次回以降、原油在庫や原油生産量について書きたいと思います。

今後も同統計を追い、ハービーの影響の深さ、そして回復するタイミングを注視していきたいと思います。

また、現在、米国周辺にある3つのハリケーンもこれらのデータにさらなる被害をもたらす可能性がありますので注意していきたいと思います。

図:現在のハリケーンの位置、および過去にメキシコ湾の石油地区を直撃した主なメジャーハリケーン
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出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

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