インドネシアとロシアの天然ゴム取引始まる

 インドネシア国防軍は天然ゴム等の産品をロシアに送り、その見返りに11億ドル相当の11機のスホイジェット戦闘機をバーター取引で購入することを決めた。

 インドネシアとロシアはこのほどモスクワで協定書を締結し、インドネシア国防軍Ryamizard Ryacudu大臣は11機の戦闘機の代金のうち半分の5億7万ドル相当分をインドネシア産品で支払うことを検討している。ただ、その産品の内訳や価格、取引方法等はまだ決まっていない。10月までかけて両国で合意するという。

 ロシアは天然ゴムを希望し、インドネシアは天然ゴムの他にパームオイルやコーヒー、紅茶、家具等の産品も挙げている。取引は国営商社のPerusahaan Perdagangan Indonesiaが行う。南シナ海における緊張が高まっているため、インドネシアは国防力を強化する方針である。貿易担当大臣のEnggartiasto Lukitaによれば、同国は天然ゴムやパームオイル、コーヒー等農産物資源に恵まれているが、ロシアはその購入の潜在力は大きいものの、これまで取引はほとんどなかったという。

 一方、ロシアはウクライナとの領土問題で、米国や欧州から経済制裁が行われ輸入が減少しているため、インドネシアとの交易の拡大は望むところである。なお、取引総額の35%はロシアによる戦闘機のメインテナンスや取り換え部品の供給等が占めている。

 また、インドネシア政府は全額を現金で支払い、5億7千万ドル相当のインドネシア産品をロシアに売却することも視野に入れている。両国の間では以前ロシア最大の国営石油会社であるロスネフチとインドネシア最大手の石油・ガス関連会社プルタミナの間で石油精製プロジェクトの取引があったが、当初の契約調印後に事業が暗礁に乗り上げたことがある。
 
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