週刊石油展望

≪海外原油市況≫  週明け8月27日の原油価格は下落からスタートしたがハリケーン・アイザックがニューオリンズへの直撃コースを辿ったためブレント原油も瞬間115.50まで上昇した。ただアイザックの勢いが弱まるにつれ同日111.50近くまで下落し、112ドルから113ドルのレンジに落ち着いた動きとなった。又、週末にベネズエラ・アムエイ製油所の大規模な火災が発生し対米国向けの輸出に支障が出るとの思惑から製品が買われる展開となったが政府当局者の否定から製品が上昇幅を消す展開となった。

 国内市場は原油価格が高値から1円近く下落した割に価格は据え置かれた。4月以降の原油価格、クラックの縮小から全ての精製元売りの決算は悪化しており、収益確保の姿勢が伺える。但し国際市場において需要期をピークアウトしたガソリンの対ナフサプレミアムの縮小が見受けられ国内調達から輸入に調達が切り替えられるようだと価格重視か数量重視の姿勢が問われるため陸上価格の一層の上昇は難しいだろう。
 対照的に中間品の対原油プレミアムは20ドルを突破し堅調に推移している。これから秋の定修シーズンを迎えるため依然千葉工場が立ち上がらなく、四日市工場が定修を迎えるコスモ石油。西日本工場の稼働が低下し、主力の根岸工場が定修を迎えるJX等が冬場に向けて溜め込みを開始すれば一段のクラック上昇が見込まれる。又海外のクラックが高値で推移しているため輸入採算価格は70円を超える水準で推移しているため暫くは国内調達を主眼においた買い付けを行うであろう。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事