NYガソリン、レーバーデー後の調整安を警戒

 ハリケーン「ハービー」がもたらした大雨による大洪水の影響で、米テキサス州とルイジアナ州の製油所の操業停止が長期化している。

 8月末時点で、全米の約25%にあたる石油生産がストップしており、その結果、NYガソリンが急騰し、月末に納会を迎えたNYガソリン期近9月限は2.10ドル台まで大きく買い進まれ、ハリケーンが発生する前と比較して、35%も急騰を演じている。

 取引中心限月であるNYガソリン期近10月限は1.77ドル台まで急伸しているが、今後、サヤ出世をみせるかどうか注目される、

 米国は週明けにレーバーデーの休日を迎える。このため、週末からの3連休で、ドライブシーズンの終盤戦の格好となるが、そこでのガソリン需要の増加も期待されての月末にかけての急伸だったといえる。従って、レーバーデー後にはガソリン需要の後退観測が強まる可能性もあり、供給不安による急伸は一服する局面になることも予想しておきたい。

 NYガソリン急騰の一方で、WTIは米国の原油在庫の積み増しを警戒して下げを強いられたが、ブレントはNYガソリンとリンケージして上伸するなど、対照的な動きをみせている。ハリケーンが上陸する前の24日と月末の相場を比較すると、WTI期近10月限は0.37ドル下落しているが、ブレント期近11月限は1.20ドルも上昇している。

 米国の石油製品の供給不安から欧州から米国向けの石油製品輸出の拡大観測が強まり、北海油田の需要増加観測からブレントは上昇している。一方、WTIは製油所の操業停止の影響で、原油処理がストップするため、原油在庫の積み増しが懸念されて下落している。

 
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