インドネシアとロシアの政府間協定合意に反応薄いゴム市場

 インドネシア政府とロシア政府が、農産物と戦闘機とで政府間(government to government)のバーター貿易協定を交わしたと報じられている。具体的には、インドネシアがゴムやコーヒー豆、パームオイルなどを輸出するのに対し、ロシアは戦闘機Su-35(スホイ35)を輸出する物々交換。

 インドネシア商業省が明らかにしたところでは、ロシア戦闘機Su-35を11機購入する契約が交わされ、この総代金は11億4000万ドルで、このうちの半分を現金で支払い、残る半分の5億7000万ドル相当分を農産物の現物支給とする契約内容だとしている。

 取引に関する契約の調印はすでに交わされており、 インドネシア側は国営商社PPI、 ロシア側は防衛企業ロステックがそれぞれバーター貿易の窓口。ロステックは インドネシアからの輸入品として、加工ゴム、パームオイル、コーヒー豆、カカオ豆、繊維、茶、履物、加工魚、家具、コプラ(乾燥ヤシ果実)、プラスチック製品、樹脂、紙、香辛料などから複数の品目を購入する内容となっている。

 参考までに、ロシアはウクライナ情勢をめぐる欧米の経済制裁に対抗するため、欧米からの農水産物の輸入を禁止する政策を採っている。このためロシアとしてはインドネシアからの農産物の輸入に前向きな姿勢である。その一方、インドネシア政府は老朽化していた戦闘機F15を最新機に入れ替えることができるため、双方の思惑がうまく一致した格好。ちなみにロシアとインドネシアの貿易取引額は2012年以降、2016年に至るまで年平均8.5%ずつ増加している。
 
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