タイで違法天然ゴム農園の伐採没収を強化

 タイ王国の日刊英字新聞バンコック・ポスト8月23日付の記事によれば、タイ政府は非合法で生産している天然ゴム生産者を一掃するという。王室森林局は、保護された森林地帯で違法に植林された天然ゴムの樹の伐採を加速させ、これまで長く違法に天然ゴム原料のラテックスを採取してきた生産者を締め出す。

 森林局のChonlatid Suraswadi主任は、森林保護地帯で違法に天然ゴムを植林している者には強い態度で臨み、ラテックスを採取する機会を与える前に早く天然ゴム樹を伐採してしまうと述べている。 また同局は地方自治体と協力してそうした違法生産者の活動を阻止する教育を徹底し、違法生産者を通報するように指導しているという。

 タイには3,245万ライ(約519万2千ヘクタール)の国立森林保護地帯があるが、そのうちほぼ70万ライ(約11万2千ヘクタール)に天然ゴム違法農園がある。Phitsanulok県だけでも158,615ライ(約2万5千ヘクタール)の森林に天然ゴムが植林されている。

 タイ北部地方においては同県に最も多くの違法天然ゴム農園がある。最近、森林局はNakhon Thai県のKao Krayang国立森林保護区で113ライ(約18ヘクタール)の違法天然ゴム樹を伐採した。Phitsanulok県のCheevapab Cheevatham主任は、同県の中で2万3,172ライ(約3,707ヘクタール)の違法農園を大口投資家から没収した。同主任は森林を以前の肥沃な森に返す方針だ。

 こうした森林の不正利用はタイ北部や北東部に多い。国家平和秩序評議会(National Council for Peace and Order=NCPO)は森林局に対して取り締まりを徹底し、違法農園を没収するよう命令。なお、タイ・インドネシア・マレーシアで構成する天然ゴム生産国会議は9月に価格維持について話し合うため会合を持つ。

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