北朝鮮リスク+債務上限問題

 8月25日の先軍節に合わせ、北朝鮮は26日、南東部の江原道から日本海に短距離弾道ミサイル3発を発射。

 続いて28日の海軍節に合わせ、29日北朝鮮西岸から北東へ弾道ミサイル1発を発射。襟裳岬の上空を通過して、太平洋上へ落下した。この発射を受け、政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を12道県に配信。

 本日早朝のこの動きを受けて、ドルが売られ、金が大きく買われている。

 NY金は、これまでの抵抗だった1300ドル~1310ドルを上抜き、上げ加速となっている。同水準が下値支持帯に変化してくると、心理的節目1350ドルを試す流れとなろう。

 ジャクソンホール会議でのイエレン議長講演で、保有資産の圧縮や利上げなど金融政策に絡んだ発言はなかった事で売られたドル円は、108円を割り込んでくると、下げ加速となりそうで、そうなった場合は、NY金の上値余地も広がるだろう。

 トランプ米大統領がメキシコとの国境の壁建設の財源確保のためなら連邦政府機関閉鎖も辞さない構えを示しており、9月に2つの重要法案(歳出予算法案と債務上限引き上げ法案)が議会を通過するのかどうか不透明な間は、ドル買いには積極的に動きづらい。米議会が審議を再開するのは、夏季休暇明けの9月5日。新たな会計年度が始まる10月までに予算を審議する時間は12営業日しか残っていない。米政府債務はすでに法で定められた上限に達しており、議会が9月末までに上限引き上げで合意できなければ国庫が底をつき、政府閉鎖に追い込まれる。ギリギリの段階で合意との見方が市場では優勢だが、2011年と同じく期限寸前となる可能性は高い。このことが金融市場を不安手にさせ、金に資金を向かわせる一因となろう。
 
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