ハリケーンによる米国の原油生産量への影響を考える

原油上昇して取引が始まるも反落。ハリケーンの襲来による生産減少(強材料)・原油在庫増加と観測(弱材料)などで。47.68ドル近辺で推移。

金1300ドル超え。ドルインデックスの下落などで。1300.3ドル近辺で推移。銀・プラチナも金と同様。

上海ゴム16500元まで下落も、その後反発。16625元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ318.3ドル、円建てで1,100円。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ハリケーンによる米国の原油生産量への影響を考える」

全米ハリケーンセンターのウェブサイトによると、ハリケーンに発達した状態でテキサス州のメキシコ湾岸地区に上陸した「ハービー」は、上陸後に熱帯暴風雨になったようです。

やや勢力を弱めたとはいえ、依然として全米の石油基地とも言えるメキシコ湾岸地区に留まっており、今後も米国の原油生産量や在庫等への影響が懸念されます。

原油生産量への影響を考えるため、以下のグラフを作成しました。

2005年にハリケーン「カトリーナ」「リタ」等、2008年には「グスタフ」等、ハリケーンがメキシコ湾地区に甚大な被害をもたらした年、一時的に米国の原油生産量が減少したことがわかります。

グラフの下段を見てみると、同じ2つの谷をメキシコ湾の原油生産量の推移で確認することができます。

全米の生産量の減少幅とメキシコ湾の原油生産量の減少幅がおおむね同じであることから、これらのハリケーンはメキシコ湾の原油生産を減少させ、その結果全米の原油生産量が減少したと考えられます。

一方、オレンジの線のテキサス州の陸上地区の原油生産量の推移をみると、メキシコ湾の原油生産量が大きく減少したタイミングにほとんど変動がなかったことがわかります。

現在、テキサス州の陸上地区にはシェール主要地区が複数あり、そのシェール主要地区の生産量の増加が全米の生産量を大きく押し上げています。

今回、このテキサス州の陸上地区の生産に影響が出るのか、注目が集まります。

まずは、今週水曜(日本時間の水曜夜)、米エネルギー省が公表する先週末時点の全米の原油生産量に注目したいと思います。

図:米国全体およびテキサス州(陸上)、メキシコ湾の原油生産量の推移 単位:千バレル/日量
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出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

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