世界の石油の需給バランスと原油価格の関係

原油下落後反発。ハリケーン・ハーベイのメキシコ湾岸地区への接近のため。47.70ドル近辺で推移。

金横ばい。ドルインデックスが小動きだったことなどで。1292.10ドル近辺で推移。銀・プラチナも同様。

上海ゴム上昇。16655元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ309.61ドル(前日比およそ3.94ドル縮小)、円建てで1,077円(同9円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京金 日足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「世界の石油の需給バランスと原油価格の関係」

世界の原油需給が、均衡に向かう見込みであることが理由です。

以下は、EIA(米エネルギー省)が今月の短期見通しで公表した、世界の石油の需給バランスです。2017年7月までは実績値、それ以降、減産が終了する来年3月まではEIAによる見通しです。

世界全体の生産量から世界全体の消費量を差し引いた値を需給バランスとしています。グラフでは、値がゼロよりも上にあれば供給が消費よりも多い“供給過剰”であることを、ゼロよりも下にあれば供給が消費よりも少ない“供給不足”であることを示しています。

2013年から14年半ばにかけて大幅な供給不足が続きましたが、このとき、原油価格は100ドル近辺を維持していました。また、14年後半から16年初頭にかけて大幅な供給過剰が続きましたが、この時、原油価格は急落・低迷していました。

この点から“需給バランスは原油市場を長期的な視点で見る際の目安になる”と言えます。

また、2016年初頭から現在までの需給バランスは“均衡状態”であり、減産が終わる来年3月まで、この“均衡状態”が続くと見込まれています。

需給バランスと原油価格の関係は、供給不足の継続→原油価格の上昇、供給過剰の継続→原油価格の下落であり、“均衡状態”の継続については「価格は横ばい」・「レンジ相場」とすることができます。

つまり、減産が終了するまでの向こう7か月間、需給バランスが“均衡状態”となると見込まれていることから、この間の原油価相場は“レンジ相場”となると考えられます。

需給バランスが均衡状態にある現在、今後もEIAの見通し通りこの状態が続けば、原油価格もこのレンジ(42ドル~54ドル)内で推移すると考えています。

図:世界の石油の需給バランス(上)とWTI原油先物価格(下)
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出所:米エネルギー省(EIA)、CMEのデータより筆者作成

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