供給タイトの長期化が懸念される大豆

 世界的な大豆・大豆製品の供給タイトの長期化が警戒されており、8月最終週に入ってシカゴ大豆は最高値更新の動きをみせている。
 米国の大干ばつの影響で、米国の供給減は当初から警戒されていたが、ここにきて市場は注目しているのは、南米産の大豆の供給不安であり、一部では年明け以降に枯渇する可能性も懸念されている。当初はこれから作付が始まる大豆の作付面積の大幅増加が期待され、将来的な大豊作観測からシカゴ期先限月も大きくサヤが売られていた。しかしながら、南米産の将来的な供給不安が台頭してから、逆ザヤの解消の動きからシカゴ期先限月の上昇が目立つようになっている。
 南米の供給タイトを警戒する状況をもたらしたのが、中国の米国産大豆の成約急増とブラジルの隣国からの大豆の手当ての動きである。
 中国は今年に入っても大豆の輸入を拡大させている。7月の大豆輸入は587万トンで、前月比4.4%増、前年同月比9.7%増となっている。1-7月合計で3492万トンとなり、前年同期比20.1%も急増している。輸入先の中心は南米、特にブラジルで、米国からの輸入は逆に減少していたとみられる。
米国の大豆輸出は8月23日現在の2011年度分累計で13億5020.7万ブッシェル、前年同期比8.9%減となっている。つまり、中国の輸入拡大の恩恵を米国は受けていないことがわかる。

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